連載記録

連載記録 ― 各話の要約と、増えた設定

『最弱テイマーが拾った卵は、竜でした』の公開した話の要約と、書いているうちに増えた設定、次話への引き。次の話は設計書とここの直前の話だけを読んで書く。読んだ話の中身が書いてある。

この先は、まだ公開していない話の筋が書いてあります。小説を先に読む方は開かないでください。開いて読む

公開した話の中身が書いてあります。

この棚は、次の話を書くための紙です。次の話は、企画書・世界観・登場人物・伏線表・各話プロットと、 ここの直前の話の要約と、直前の話の本文を読んで書きます(要約だけで書くと固定された場面と食い違うので、2026-09-24から本文も読む)。

第1話「第一話 拾う」(2026-09-23 公開)

何が起きたか

ギルドの掲示板から等外の札が外される。従魔ゼロが三か月続いて登録失効。受付のマリは目を合わせない。帰り道、東の岩場の石のくぼみに、乾いた草を渦巻きに敷いた上に卵が一つ置いてある。転がっていたのではなく、置いてある。ロウは上着に包んで持ち帰る。その夜、宿の部屋で卵が割れ、翼の骨が三本ある小さな生き物が出てくる。三百年前に絶えたとされる竜。手のひらに乗る大きさで、火も吐けず飛べもせず、三度転ぶ。干し肉を噛んで柔らかくして与える。名を「チビ」とし、返事をした。翌朝、マリが個人の荷運びの仕事を紹介する。

増えた設定

  • テイマーの格は従える数で決まる。十匹で一等、三匹で三等、一匹は等外
  • ロウが一匹しか従えられないのは才能ではなく気質
  • 前の従魔シロは灰色の犬。十二年。三か月前に死亡
  • 卵は置いてあった。草の敷き方が外から内へ渦を巻いている
  • チビの声は三種類。第1話で出たのは「腹が減った」

次の話への引き

卵を置いた者。チビが鉄を食べるかどうか(まだ試していない)。

第2話「第二話 食べるもの」(2026-10-04 公開)

何が起きたか

七日目。冒頭の育成記録は体重が「――」のまま。測り(従魔市の端の店、銅貨八枚。皿二つ・竿・分銅十/二十/百グラム)は五日目に買ったが、皿に乗せると降りる。銅貨の内訳:二十二+荷運び六十-測り八-宿七晩二十一-干し肉二十三=三十。荷運びは北の倉から南の倉へ麻袋、四日、昼飯は倉持ち。親方に「腹巻きです」。「マリには、言ってある。たぶん、竜です、と。あれで一人だ」。六日目、岩場へ。くぼみの草はそのまま、卵の形のへこみ、誰も戻っていない。チビがへこみに腹をつけてぴたりと収まり、そのあとシロの岩(すぐ横のいちばん高い岩)に三度落ちて四度目で登る。七日目、従魔市で片端から試す:大麦×、葉×、干し草×、虫×(前脚で叩いて遊ぶ)、干し魚×(吐く)、山羊の乳△(舐めるが欲しがらない。ただ)。卵の店のガドー(荷馬の買い手と「銀で四十」で怒鳴り合い、三十八で決着)。「シロの餌なら、もう要らねえだろ……悪い。聞いた」。試しの卵一つは無料。チビは殻に歯を立て、殻ごと食う。「きゅるる」=うれしい(二つ目の声)。ガドーは声が止まり、目を細めて見て、何も言わない。二つ目は銅貨一枚。割れ卵十二で二枚の籠を押して「持って帰れ」。ロウは「訊かれなかった。これが何か、と」。帰り道、荷牛の脚が横に下りてチビが上着の奥へ潜る。ロウは二歩下がって「あれは、危ない」と二度、言葉と一緒に見せる(技の三つ目。チビはまだ「危ない」の声を出していない)。「俺は、逃げるのが下手だ。足が遅い」。宿で割れ卵を数えると十三、一つ多い。卵一つは干し肉二切れぶんの嵩、一日二つで六日、割れ卵は三日目から匂う。銅貨二十四。二冊目(餌の帳面)にチビの見出しを立て、×五つ・△一つ・卵〇。シロの最初のページもこんなだった。計量:左の皿に割れ卵、チビが乗って食う。右に百+二十+十で水平。「百三十グラム」と読み上げて、三つ全部だ、来週には足りない、と気づき、さらに卵込みだと気づく。卵ざっと四十、チビ九十。帳面「体重 九十(卵込みで百三十)」。チビが竿を渡って右の皿の十グラムの分銅を嗅ぎ、舐め、口を開けかけたところで取り上げる。唾だけ、傷なし。「きゅう」(卵を食ったばかりなのに)。分銅を引き出しに入れ、帳面三冊を上に積む。記録の末尾「――測りの分銅を舐めた。鉄だ。食い物ではない。」チビは引き出しの前に座って動かない。「……食い物じゃない」。

増えた設定

  • 測り:皿二つ・竿・分銅は十/二十/百グラムの三つ(香辛料用)。七日目で三つ全部使い切った。次の話で足りなくなる
  • 銅貨の残高:七日目の夜で二十四枚。宿は一晩三枚。干し肉は一切れ一枚。卵は一つ一枚、割れ卵は十二で二枚。荷馬は銀貨で三十八
  • チビが食べるもの:卵(殻ごと)。干し肉は噛んでやれば。穀物・野菜・干し草・虫・魚は食べない。山羊の乳は舐めるだけ
  • 声:「きゅう」=腹が減った(第1話)、「きゅるる」=うれしい(第2話)。「危ない」の声はまだ出ていない(第3話の鍛冶場で初出させる案)
  • 体重:七日目 九十グラム(卵込みで百三十)。体長 九センチ
  • 帳面三冊の役割:一冊目シロの育成記録、二冊目は餌の帳面(シロの十二年ぶん。チビの頁を新設)、三冊目チビの育成記録
  • ガドーの台の割れ卵は「人には売れねえ。獣の餌にする分」。ガドーは数え違いをしない(十三個は故意)
  • 岩場のくぼみは、いちばん高い岩のすぐ横。足跡は残らない場所
  • 鉄:チビは分銅を舐めて口を開けかけた。食べていない。歯形もつけていない(第3話の鍛冶屋の鉄くずで初めて食べる)
  • ロウが「竜です」と言った相手はマリ一人。ガドーは自分で見て黙った(言っていない)

次の話への引き

分銅が足りなくなる。鉄。ガドーが何を思っているか。

第3話「第三話 鉄くず」(2026-10-13 公開)

何が起きたか

八〜十四日目。冒頭と末尾の育成記録は十四日目。倉の荷運び仲間が宿まで呼びに来て、倉で三日働く(四十五)。十日目と十三日目にガドーから割れ卵を買う。どちらの日も「籠なら端だ」だけで何も訊かず、どちらも数えると十三。匂う卵はチビが食べない(帳面にはまだ書いていない→十四日目に「匂う卵、×」と初めて書く)。十二日目の夜、卵込みで分銅三つ(百三十)では足りなくなる。測りの店の親父は一言ずつ(「壊したか」「分銅だけは、売らん」「組でも、もう無い」「鍛冶屋だ」)。南の門の手前、昼でも炉の口が赤い鍛冶屋(五十過ぎの女、名前なし)で、ロウの百グラムに合わせて新しい百を一つ打ってもらう(銅貨六枚。縦線一本の印。「お前の百が正しいかどうかは、知らん。二つとも同じだけ間違ってる」)。ロウが竿を吊るしている間に、チビが上着の裾から出て入口の脇の鉄くずの箱へ歩き、錆びて冷えた釘の切れ端を三つ食べる。ロウは止めかけて、分からないから三つでやめさせる。箱に入る前、床に落ちたさっき切った黒いのに熱い鉄の端へ鼻先を向けて首を引いた。その熱い端をロウの左手が掴みかけたとき、チビが「きっ」(金物が擦れるような高く硬い音)とロウに向けて鳴く。三種類目の声=「危ない」。ロウは教えていない。鍛冶屋には「蜥蜴か」「そんなようなもんです」で通す。削り粉の包み(手のひら一杯、ただ)をもらう。宿で計量:卵だけで四十二(二十+十+銅貨三枚。銅貨一枚ざっと四グラム)。チビと卵を右二百(百+新百)に、左へ銅貨七枚を足して水平。チビは百三十(ざっと)。一週間で四十増。体長十一センチ、もう転ばない。チビは銅貨を嗅いで顔を背けた(食べるのは鉄だけ、の線)。帳面「――教えていない。」。削り粉は分銅四つと一緒に引き出しへ。「明日だ、と言ったのは、俺だ」。チビは引き出しの前に背中を向けて座っている。

増えた設定

  • 声の三種類目「きっ」=危ない。第3話の鍛冶場で初出。ロウに向けて出した。教えていない
  • 鉄:冷えた釘の切れ端を三つ食べた(初めて食べた)。熱い鉄は避けたように見えた(断定していない。理由は書いていない)。銅は嗅いで背けた
  • 分銅は四つ(十・二十・百・新しい百、最大二百三十)。新しい百は鍛冶屋の打ったもので縦線一本の印。測りの店は「分銅だけは、売らん」
  • 削り粉の包みが引き出しにある。まだ食べさせていない
  • 鍛冶屋:南の門の手前。五十過ぎの女。名前なし。チビを蜥蜴だと思っている
  • 銅貨:七日目二十四+倉三日四十五−宿七晩二十一−割れ卵二籠四−干し肉六=三十八。分銅六で、十四日目の夜は三十二(本文に最終額は書いていない)
  • シロの重さはギルドの共用の測りを借りて量っていた(ロウは自分の測りを持っていなかった)。銅貨一枚ざっと四グラムもそこで覚えた
  • シロに「食い物じゃない」と覚えさせたのは宿の石鹸と従魔市の肥料袋
  • 「何も訊かなかった」のは親方とガドー。鍛冶屋は訊いた(「蜥蜴か」「腹、壊さねえのか」)
  • ロウの技は三つのまま。強くなっていない。飛べた距離〇、火は吐かない

先の話に残したもの

  • ガドーの十三個と黙っている理由(第4話・二十一日目。「竜だな」。ガドーが二人目になる)
  • 鉄を食べると何が起きるか・どれだけ食べてよいか(鱗は第6話)
  • 削り粉を食べさせるかどうか
  • チビがなぜ熱い鉄を知っていたか
  • 分銅四つでも、今のペースならまた足りなくなる
  • 卵を置いた者(今回は岩場に行っていない)
  • 銅貨三十二枚と、十三日目に買った割れ卵の籠

次の話への引き

削り粉。ガドーが何を思っているか。