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3 作品(小説1件・イラスト2件)
天井まで本の並ぶ深夜の古書店。灯り一つの下で、ベストの店主が古い本を差し出し、コートの常連客の手がそれを受け取るとき彼の手に重なる。小説『古書店の合鍵』の表紙。
古書店の二階の小さな部屋。積まれた本と卓上ランプの夜、契約書を手に困った顔の女の肩を、シャツ姿の男が後ろからそっと抱いている。小説の表紙。
深夜まで灯る古書店で、四十二歳の店主と、週に一度木曜だけ通う二十九歳の常連客が、売り物にしない稀覯本を貸し借りする一年越しの駆け引きを続けてきた。「今夜だけは、貸すんじゃなくて渡したい」という言葉をきっかけに、帳簿にはつけられない夜が始まる。
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