伏線表

伏線表 ― 祖母の手帳と、消された頁

祖母が手帳から消した頁に何が書いてあったか、聖女制度が本当は何のためにあるか、書記フェルンが追ってきた理由。第1話で置く九本と回収先。全部先の筋。

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聖女制度の正体(読者には第10話で半分、第2巻で全部)

セルディア神殿は、聖女が治しているのではないことを知っている。三十年前、神殿は薬学を持っていた。だが薬は誰でも作れてしまい、神殿の権威が保てない。そこで薬を禁じ、祈りに置き換えた。ミアの祖母は、そのとき追放された最後の薬師。

手帳から消された頁には、毒になる量が書いてあった。祖母は孫が薬師になるなら、人を殺せる知識は要らないと考えて消した。

第1話で置くもの

No伏線置く話回収する話
1祖母の手帳に、破り取られた頁がある19(誰が破ったか)→ 第2巻(何が書いてあったか)
2ミアは一度も「聖女です」と名乗っていない112(迎えが来たとき、これが断る理由になる)
3祖母が「北には戻るな」と言い残した110(祖母も追放された薬師だった)
4ボルグの持病が、王国では治らなかった15(王国から流れてきた患者が増える)
5ネイの左腕が動かない理由2(置いた語: 「三年前。理由は聞くな」、肘に火傷に似た古い跡、「前のやつは、言わなかった」)8(神殿の「治療」で悪化した。神殿の力が及ばないロウで、なぜ北の治療を受けたかをここで説明する)
6行商人サシャが、北に無い草(月花)を南の相場の三倍で買いたがる。置いた言葉: 「峠を越えて、ぐるっと回った先で、欲しがる人がいる」。ミアは首をかしげるだけ3(仕込み済み)7(王国で薬が密かに求められている)
7老婆ハンナが街の病歴を覚えている411(三十年前、この街にも薬師がいた)
8書記フェルンが記録を持って現れる712(処罰ではなく、記録を託しに来た)
9王国で病が治らなくなる(一場面だけ挟む)612(迎えの使者が来る)

長期の到達点(読者には見せない)

  • 第2巻: 消された頁の中身。新しい聖女候補との出会い。神殿が薬を求めてくる
  • 第3巻: ミアは聖女にならない。薬の作り方を誰でも読める形で公開する
  • 最終的な問い: 誰でも作れる救いは、救いとして弱いのか