守られすぎた当主
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原作小説境界の従者この物語には、原作となる小説があります(全3話)。小説を読む →この話のあらすじ没落しかけた子爵家に仕える従者ラウルは、病弱な若き当主イーサンのために、幾度となく危険な役目を身代わりで引き受けてきた。ある日イーサンから告げられた一言が、ラウルの献身の意味を揺るがす。同名小説の第一話をコミックにしたもの。
この話で使った漫画技法
番号を押すと、技法の説明と出典が開きます。
漫画 I-01 エスタブリッシングショット1ページ上段(峠の入り口の屋敷)
物語の舞台である「境界峠の入り口の屋敷」を最初に引きで見せ、国境の山道という場所の険しさを先に伝えるため。
漫画 H-06 目線の芝居2ページ上段・下段(目をコマの上で切ったイーサン)
当主の目をコマの外に置いて見せず、この人の本心がまだ読めないことを構図で伝えるため。
漫画 H-05 手の演技3ページ上段(手首の儀式痕)・4ページ下段(上塗りの石)
身代わりの仕組みを、手首の痕と石を持つ手という「手」で見せ、説明台詞を減らすため。
漫画 I-06 天候・季節で空気を作る3ページ下段(霧の峠道)
霧と崩れた岩で峠の危うさを空気として見せ、従者が一人で向かう道の重さを伝えるため。
漫画 G-01 集中線5ページ上段(結界石の反動)
放射状の線で、結界石が本人でないことを見抜いて弾き返す一瞬の衝撃を強く見せるため。
漫画 D-01 ショットサイズ6ページ下段(腕の痣のクローズアップ)
従者が隠していた怪我を、台詞より先に大写しで見せ、当主が気づいた理由を読者にも同時に渡すため。
漫画 B-02 大ゴマ8ページ(1ページ1コマ)
扉の前に立つ従者を1ページまるごとで見せ、「板一枚の距離」を最後の一枚にゆっくり読ませるため。
漫画 I-05 光と影(光源・逆光・時間帯)8ページ(扉の隙間から漏れる灯り)
扉の向こうの明るさとこちらの暗さで、二人を隔てているものを光で示すため。
漫画 A-05 ラストの引き8ページ(第二話へ続く)
答えを出さずに扉の前で切り、二人の関係がどう変わるのかを次の話への引きにするため。
漫画 F-03 ナレーションとモノローグ1・3・4・5・8ページのナレーション枠
屋敷と峠の説明、従者の内心を四角い枠のナレーションに置き、会話の吹き出しと役割を分けるため。
生成した絵には文字を入れず、台詞と枠は後から日本語フォントで描いた。台詞を直すたびに絵を作り直さずに済むため。
漫画 K-05 1コマ1枚で発注し、後でページに組む全15コマ
1コマずつ別に発注し、ページには後で組んだ。コマごとに構図を指定でき、崩れたコマだけを作り直せるため。
第1話 おわり
最新話です。続きの公開をお待ちください。